新たな展開を見せる日本茶

2015/11/29

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<日本茶の今>

日本茶は日本人にとってなじみのある飲料ではないでしょうか。昔から急須で入れたお茶をこたつに入りながら飲む光景は変わりません。

そんな日本茶ですが農林水産省の発表によると平成26年の荒茶の生産量は83,600トンとなっております。この生産量はほぼ10年前から横ばいの状況が続いています。

また、荒茶の生産量を都道府県別にみると、1位は静岡県、2位は鹿児島県、3位は三重県となっています。また、静岡県と鹿児島県で日本の荒茶の生産量の7割前後の生産量を誇っており、日本茶の2大生産地となっています。

 

全国茶生産団体連合会・全国茶主産府県農協連連絡協議会の調査によると、平成26年の国内の日本茶の消費量は84,164トンとなっており、輸入による消費もあり、国内生産量を上回る消費がされているのが実情です。

茶産業者の経営的な課題としては消費の拡大と茶樹の高齢化が挙げられています。消費の拡大についてはペットボトル飲料をはじめとして、海外への輸出の拡大や、飲食店での消費拡大を図ることが必要になります。

一方茶樹の高齢化については、「お茶の振興に関する法律」に基づいて若返り等の施策が実施されていくこととなります。

 

<普及への取り組み>

消費拡大が茶農家の経営上の課題ではありますが、普及への取り組みとして様々な活動が行われています。

例えば、クールジャパン機構と日本茶輸出業を行う企業、長崎県を中心とするコンソーシアムによりジョイントベンチャーを設立して日本茶カフェ事業をアメリカで実施することが発表されています。

また、消費者の求める多種多様なお茶の最高品を「見える化」して、広く多くの人々が日本茶を愛飲する新時代を目指して、日本茶アワードといった消費者重視の賞などの取り組みが行われております。このようなアワードで選ばれたお茶を飲食店などで提供することは話題性もあり新たな層の顧客獲得につながるのではないでしょうか。

 

<飲食店での取り組み>

カフェ業界のなかでもコーヒーを扱うところは多くありますが、近年抹茶ではなく日本茶をメインに扱うカフェも増えてきております。

このようなカフェは町にあるお茶屋さんが茶葉を売るのと同様にその場で飲める形で提供している場合もあれば、カフェ専門店の色合いを強くして少し値段のはるお茶を提供するなどの様々な形態があります。

また、日本茶専門店の店頭にマイボトルを持っていくとその場で日本茶を淹れてテイクアウトできる「給茶スポット」なる取り組みも行われており、安価で手軽に日本茶を楽しみつつ、店舗経営の新たな収益源として活用されています。

 

このように近年様々な取り組みが行われている日本茶を飲食店経営のなかに入れてみてはいかがでしょうか。

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